CCNA(Cisco Certified Network Associate)はネットワークエンジニアに必要な基礎知識を習得することができ、ネットワークエンジニアとしての証明になる資格です。
ネットワークエンジニアになると「まずはCCNAを取得」と言われる可能性が高いですが、ネットワーク系の勉強を初めてする人にとっては非常に難解な内容です。そのため勉強しようと思っても何から手を付ければ良いか分からなくて、勉強するのが嫌になってしまうと思います。
そこで、今回は私が実際にCCNAを取得した際に勉強した方法を紹介します!
試験範囲を確認する
まずは試験範囲の確認からしましょう。CCNAは試験バージョンが改定されることがあります。
CCNAは2020年2月に試験範囲の改定がありました。その結果CCNA v1.0(200-301)というバージョンの試験が最新です。(2021年1月22日現在の最新バージョン)
技術の進歩に伴い、ネットワーク機器で必要となる知識やスキルも新しくなっていきます。古いバージョンの情報で勉強していて全く知らない問題が出るということが無いように試験範囲には注意しましょう。
基礎知識を勉強する
試験に必要となる基礎知識を勉強していきましょう。既にCCNAの試験で必要となる知識を身に付けている方はスキップして問題ないです。
勉強時の注意点
①分からない内容は理解できるまで調べる
ネットワーク系の知識は一続きになっていることが多いです。そのため分からないまま進んでしまうと、それ以降の内容が理解できなくなってしまう可能性が高いので、一つ一つの内容をしっかりと消化していきましょう。とはいえ、全ての内容を理解してから次の内容に進もうとすると、時間が足りなくなってしまいます。自分なりに「○○はこんな感じなんだ」とイメージが理解できていれば大丈夫です。
②装置の状態やルーティング情報を確認するコマンドを理解する
CCNAの試験では装置の設定やルーティング(宛先)情報に関する設問が出ます。また問題を解くためには「show ~」というコマンドを理解する必要があります。ですが似たようなコマンドが多いので暗記しようとすると試験本番の緊張でど忘れしてしまう可能性が高いです。「確認したい内容は何か?」「出力結果のどの部分を見れば良いか?」をしっかりと理解できるように勉強しましょう。
①CCNAイージス
CCNAイージスは試験範囲に必要なネットワークの知識が網羅されています。
章ごとに構成されていて1章から順番に勉強していけば体系的に勉強できるのが良いです。各章のボリュームは結構多いですが、文章だけでなく図も記載されているため理解しやすいです。
②3分間Networking
博士と助手が会話形式でネットワークのことを解説してくれるので、ざっくりとしたイメージが掴みやすいサイトです。サイト名にある通り3分間読める位の内容のため、スキマ時間にちょこっと勉強するのにオススメのサイトですよ。
このサイトである程度のイメージを理解し、他のサイトを使って細かい部分まで勉強するのが良いです。
③Youtubeで勉強
最近はYoutubeでCCNAの勉強講座がアップされています。文章や図があっても説明や解説が無いと分かりづらい部分もありますよね。動画であれば実際に学校で授業を受けている感覚で勉強ができるので、より理解が深まります。
・「UZUZ就活チャンネル l 20代のキャリアをもっと魅力的に!」
こちらのチャンネルは未経験の方に向けて無料で一部の動画コンテンツを配信しています。ネットワークの知識って理解しづらい内容が多いですが、分かりやすい例やイメージで解説しているので非常に勉強になります。
動画が分かりやすい・もっと勉強したいと思ったら「ウズウズカレッジ CCNAコース」の受講してみるのも良いと思います。
「ウズウズカレッジ CCNAコース」は1カ月でCCNAを取得する短期集中型のコースになっているので、インフラ系の職業への転職を考えている方や直近で資格取得が必要な方に向いているコースです。また無料で個別説明会を実施していますので、気になる方はぜひ説明を聞いてみてください。
④気になるワードを検索
①~③やその他の参考書を使って勉強している際に、理解できない内容が出てくる可能性があります。そんな時は「○○ CCNA」などといった感じで分からない単語を入れて検索してみましょう。
いくつかのサイトを見ていると、同じようなことを言っているけど少し違うイメージで解説していると思うので理解しやすいサイトを見つけていきましょう。
問題を解きまくる
基礎知識が身についてきたら問題をひたすら解きましょう。
問題を解く→間違えた問題の内容を再度勉強する→問題を解く→以降繰り返し…
問題を解くときは答えを暗記するのではなく、何故その答えになるのか理解するように心がけましょう。実際の試験では似たような文章問題が出ることが多いです。ですが、微妙に質問されているポイントが違っていることもあるので、意味を理解できるまで繰り返し勉強する必要があります。
以下はオススメの問題集です。
・シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集
2021年1月22日現在の最新バージョン『CCNA試験 v1.0(200-301)』に対応している問題集があまりなかったです。最新の問題に対応している方が試験に近い問題を解くことができるので、上記の問題集を使うと良いです。
・徹底攻略Cisco CCENT/CCNA Routing&Switching問題集
CCNAの試験勉強をしたことがある人にはお馴染みの問題集です。通称「黒本」と呼ばれています。結構なボリュームのある本なので持ち運びには向いていないかもしれないですが、内容はバッチリです。問題の解説が分かりやすく丁寧に書かれているため結構オススメです。
ただし2021年1月22日現在では、最新バージョン『CCNA試験 v1.0(200-301)』に対応していないのでバージョンを確認した上で購入する必要があります。
・Ping-t
Ping-tはインターネットでできる問題集です。先ほど紹介した2つの問題集は結構ページ数が多いので持ち歩くのは大変なので、スマートフォンやPCで勉強ができるオススメのサイトです。
Ping-tはCCNAの一部内容であれば無料で問題集を解くことができます。問題の選択は章ごとや各項目ごと等を自分で選択することもできるため、自分が勉強したい箇所をピンポイントで勉強することができます。
各問題ごとに解説がしっかりと入っているので、間違えた問題を復習できるのも良いです。
問題に1回正解する毎に銅→銀→金といったように各問題の達成度が確認できます。間違えるとランクが下がっていくため自分が間違えやすい問題を把握するのに役立つ機能です。基本的には9割以上の問題を”金”にするように勉強していけば本番でもスムーズに解くことができます。
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