2016年4月1日から電力自由化が始まりました。
当時は料金が安くなると聞いてネットで調べてみましたが、一人暮らしだと料金が高くなるプランも存在していたため、プランを変えずに過ごしていました。
しかし最近になって電話や訪問での電力自由化の勧誘が多くなったので再度電気プランについて調べたところ、私の場合は「ENEOSでんき」を使った方がお得になることが分かりました。
今回はENEOSでんきに乗り換えるとどんなメリットがあるのか?どういった人であればお得に利用できるのか実際に乗り換えた体験談を併せてご紹介します。
ENEOSでんきのメリット
まずは、ENEOSでんきに乗り換えるメリットについて紹介します。今回は電気会社を東京電力から乗り換える想定でのメリットになります。また説明するプランは関東エリアのプランです。お住いのエリアによって料金プランは異なりますので、詳細はENEOSでんきで確認してください。
使用量が多い人ほど料金が節約できる
ENEOSでんきと東京電力と料金を比較してみます。基本料金は同じ単価のためどちらも料金が変わりませんが、従量料金の単価が使用量が多いほど安くなっています。
120kWhまでは同じ料金ですが、それ以上使う人はENEOSでんきに乗り換えた方がお得です。300kWh以上使用して3段階目になると1kWhあたりの料金がENEOSでんきの方が単価が4.35円も安くなり、月額だと1000円以上お得ですね。
120kWhってどれ位使うと超えるのか気になると思いますので、参考に私の1年間の電気使用量を紹介します。
私の場合は
- 在宅勤務で週3~4日程度は自宅にいる
- 夏冬は基本的にエアコンをつける
- 休みの日はパソコンやゲームをしている
といった感じの生活で電気を使っています。もしかしたら一般的な人より電気を使っているかもしれないです。一番確実なのはご自身の使用量を確認してもらうことですが、120kWhは一人暮らしだと絶対に超えないラインという高い設定値ではありません。
ポイントやマイルが貯められる
電気・ガス料金の支払いでポイントやマイルを貯めることができます。電気やガスなどの固定費の部分でポイントが貯められるのは大きなメリットですよね。
ENEOSでんきのサイト上でポイントが貯まるのは「Tポイント」のみ案内されていますが、特別提携カードもあるためカードでの支払いを行えば提携先のポイントやマイルを貯めることも可能です。特別提携カードの対象は以下となります。(2020年12月22日現在)
注意点は特別提携カードで支払いをした場合、Tポイントを貯めることはできないことです。
私はドコモユーザでdポイントを貯めているのでdカードでの支払いにしました。dカードは決算ポイント(1%)+特約ポイント(0.5%)で合計1.5%のポイントを貯めることができます。
無料で駆けつけサービスが利用できる
ENEOSでんきに加入していると、電気のトラブルがあったときに無料で駆けつけ対応をしてくれます。カスタマーセンターは24時間・365日電話対応しているため、困ったときはすぐに対応してもらえます。
駆けつけ対応は急に電気がつかなくなったり、電球を交換して欲しかったり、コンセントが使えなかったりと様々な対応を無料でやってもらえるので助かりますね。※電球交換は年3回までで事前に交換する電球を用意する必要があります。
ENEOSでんきのデメリット
ENEOSでんきに限った話ではありませんが、電力プランを変更すると逆に料金が高くなってしまう場合もあります。ちゃんと調べずにプランを変更して前よりも料金が高くなってしまったという事態にならないように気を付けた方が良いところを紹介します。
使用量が少ないと料金が安くならない
メリットでお伝えした内容の裏返しですが、120kWh未満の使用量は東京電力と同じため、あまり安くならないです。これは東京電力からENEOSでんきに変えようとした場合だと、あまり安くならないということであって他の電力会社であればお得になる可能性がありますので他の電力会社を検討してみましょう。ENEOSでんき以外の電力が社を検討の際は、電気料金の一括比較ができるインズウェブで料金をシミュレーションすると良いです。
にねんとく2 割を利用すると解約金がかかる場合がある
にねんとく2 割は2年以上利用する前提で電気料金を割引するサービスです。割引は24カ月間適用されて更新月(23~24カ月)以外の期間で解約すると、解約手数料1,100円(税込)がかかってしまいます。引っ越しの場合は、引っ越し先でもENEOSでんきを利用すれば解約手数料はかからないので安心してください。
利用対象外の地域がある
ENEOSでんきは、北海道・東北・関東・北陸・中部・関西・中国・四国・九州の9エリアの多くの地域では利用することができますが、一部地域では対応していません。
例として中部エリアの対象地域を見てみましょう。岐阜県や三重県は一部を除く地域が対象で静岡県は一部の地域が対象ですね。自分の住んでいる地域が対象になっているか事前に確認しておきましょう。
にねんとく2 割に契約していた場合で引っ越しで対象外地域になってしまうと解約する必要があり、契約時期によっては解約金が発生してしまう可能性があるため注意が必要です。にねんとく2 割に契約しなければ解約金の発生はありませんが、他の電力会社を探す手間もかかってしまうので面倒ですね。
【参考】結局どれくらい料金が安くなったの?
最後に参考ですが、私の場合はどのくらい料金が安くなったのかご紹介します。
もし2020年の料金をENEOSでんきで払っていたとすると、年間で1,795円料金が安くなって、ポイントが921ポイントもらえるようになり、合計2,716円分お得になる!
先ほどメリットでも掲載しましたが、こちらが私の一年間の電気料金です。この結果をENEOSでんきの料金シミュレーションを使っていくら料金が安くなるか算出してみました。
シミュレーションの結果、年間で最大2,266円安くなることが分かりました。ただし一番目のプランはにねんとく2 割にした場合の料金です。デメリットで紹介した通り、更新月以外の解約で解約手数料1,100円(税込)がかかってしまうことも考慮して検討が必要ですね。
私はにねんとく2 割を付けない2番目のプランにすることにしました。理由としては、もっとお得なプランが見つかった時にすぐに変更できるように解約の制限をかけたくなかったからです。
あとはポイントが付くので、年間電気料金61,461円にdカードのポイント1.5%の921ポイントがもらえるようになりますね。
そして電気料金とポイントの合計2,716円分が安くなるという結果になりました。
まとめ
今回はENEOSでんきに乗り換えたら料金が安くなった話について紹介しました。
私の場合はENEOSでんきに乗り換えることで料金が安くなりましたが、皆さんの電気使用量によってはENEOSでんきが最適なプランではない可能性があります。まずは料金シミュレーションをして安くなるか確認してみましょう。
また私の料金を見て「年間で2,700円しか安くならないのか」と思った方もいるかもしれませんが、たった数分の申し込みをしただけで、電気料金が安くなるならやった方が良くないですか?申し込みの手間が少し面倒なのは分かりますが、ぜひ乗り換えを検討してみてください。
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